地域医療の現場で、総合的な診療力を磨く
地域医療機能推進機構(JCHO)は、全国57病院のネットワークを基盤に、地域で多様な疾患・多職種・地域課題に向き合う中で、総合的な診療を行う医師を育成します。私たちは、総合診療専門研修プログラムおよびリカレント教育を通じて、医師の継続的な学びと成長を支援しています。
対象
- 日本専門医機構総合診療領域専門研修プログラム専攻医
- 卒後一定年数を経た医師で、総合的な診療のリカレント教育を希望する方
教育・研修体制
各病院の総合診療(特任)指導医が、専攻医・リカレント教育希望者を支援します。
「専攻医のための振り返り勉強会」や「総合診療フォーラム」、「JCHO地域医療総合医学会」、「サイトビジット」等のネットワーキングイベントを通して、多施設横断的な学びの支援を行っています。学会発表・論文作成・地域医療活動などの教育的支援を体系的に整備しています。
※総合診療専門研修では、プログラムによってはJCHO外での勤務の可能性もあります。リカレント教育の場合は、居住地や勤務希望などをお聴きし、現実的に可能なプランを相談していきます。指導医が不在の施設でのリカレント教育についても、ご相談ください。
| 施設名 | 日本専門医機構 総合診療専門医 プログラム認定施設 |
その他 |
| 札幌北辰病院 | 基幹 |
・日本プライマリ・ケア連合学会 新・家庭医療専門研修 プログラム認定施設 |
| 仙台病院 | 連携 | |
| 二本松病院 | 連携 | |
| 群馬中央病院 | 連携 | |
| 東京新宿メディカルセンター | 基幹/連携 | ・日本病院会 病院総合医 プログラム認定施設 ・日本病院総合診療医学会 病院総合診療専門医 プログラム認定施設 |
| 東京山手メディカルセンター | 基幹 | ・日本病院会 病院総合医 プログラム認定施設 ・日本病院総合診療医学会 病院総合診療専門医 プログラム認定施設 |
| 東京城東病院 | ・日本病院会 病院総合医 プログラム認定施設 | |
| 横浜中央病院 | 連携 | |
| 横浜保土ケ谷中央病院 | 基幹/連携 | ・日本プライマリ・ケア連合学会 新・家庭医療専門研修 プログラム認定施設 ・日本病院総合診療医学会 病院総合診療専門医 プログラム認定施設 |
| 高岡ふしき病院 | 連携 | |
| 福井勝山総合病院 | 連携 | |
| 若狭高浜病院 | 連携 | |
| 中京病院 | 連携 | |
| 滋賀病院 | 基幹 | |
| 大阪みなと中央病院 | ・日本病院会 病院総合医 プログラム認定施設 | |
| 星ヶ丘医療センター | 基幹 | |
| 宇和島病院 | 連携 | |
| 下関医療センター | 基幹 | ・日本病院会 病院総合医 プログラム認定施設 |
| 徳山中央病院 | 基幹 | |
| 九州病院 | 基幹 | ・日本病院総合診療医学会 病院総合診療専門医 プログラム認定施設 |
| 佐賀中部病院 | 連携 | |
| 人吉医療センター | 基幹 | ・日本プライマリ・ケア連合学会 新・家庭医療専門研修 プログラム認定施設 ・日本病院会 病院総合医 プログラム認定施設 |
| 宮崎江南病院 | 連携 |
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令和6年総合診療フォーラム |
「専攻医とのかかわり方~振り返りの技法~」、「総合診療専門研修の良いプログラムをつくるために~教育理論を背景にあなたの「推し」を目標に~」 |
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令和7年総合診療フォーラム |
「働き方改革と若手教育-かかわり方と知ってほしい教育の基本」、「在留外国人にフレンドリーな医療機関を目指して-あなたの町の生活者を無意識に疎外しないために-」 |
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令和6年7月 |
札幌北辰病院見学、症例検討会 |
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令和6年9月 |
「総合診療医と考える 孤独と社会」 |
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令和6年12月 |
「地域医療との接点にいる急性期病院のあるソーシャルワーカーが考えたこと」 |
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令和7年2月 |
「ディフィカルトファミリーと誤嚥性肺炎」 |
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令和7年7月 |
「統合されたケア「小腸ストマ造設のために慢性下痢となり症候性低マグネシウム血症を繰り返す患者に対して、訪問看護等を導入してQOLを保てている一例」」 |
海外の医科大学や病院との人材交流
JCHOでは、地域医療の実践を基盤に、海外の医科大学や医療機関との人材交流にも取り組んでいます。日本の地域包括ケアの取り組みを学ぶ海外からの視察受け入れを継続的に実施しています。また、語学力や臨床経験など一定の基準を満たす希望者に対して、短期の海外研修や教育交流も行っています。これらの活動を通じて、異なる医療システムや文化を理解し、地域医療の発展に資する視点を得ることを目的としています。
先輩医師の声
「幅広い疾患を診る力を身につけられました。メンタルヘルスへの対応にも苦手意識がなくなりました。」
「ワークライフバランスに配慮した勤務・研修の機会を頂きました。」
「もともと形成外科医で、総合的な診療は初期臨床研修以来でしたが、丁寧な指導と振り返りにより、プライマリ・ケアで開業することができました。」
お問い合わせ
詳細な研修内容・病院別プログラムについては、JCHO本部 医療課までお問い合わせください。(03-5791-8220(代表))
オンライン個別説明も随時受け付けています。